京都地域力ビジネス応援カフェ in 南丹市 くちうど(口人)の郷
~地元とれたて野菜と素敵アート~


 9月5日(木)、南丹市の口人のギャラリーカフェ、道の途中にてちーびず応援カフェが開催され、31名の参加がありました。
 冒頭に、京都府の長友課長より地域力ビジネスの主旨の説明があり、続きオーナーの田中正雄氏、また、店長で奥さんの田中裕子さんよりカフェの開始経過や地元とタイアップした運営の話がありました。ランチ試食のあと、地域の人、作家・職人、南丹市と京丹波町商工会女性部、山城就労支援事業所の方、中小企業診断士、ちーびず推進員、府職員等が3班のチームを組み、「道の途中」を拠点とした口人地区の活性化のアイデア出しのグループデイスカッションで大いに盛り上がりました。

1.色とりどりの地元野菜の月2回直売を継続中

 オーナーの田中氏がこのカフェを始めたのに、ほぼ時を合わせて野菜市が始まりました。当時は、限界集落になる懸念もあったそうです。
 現在でも野菜市は月2回開催で継続中。12月で5年目。南丹市の支援も得ているとのことでした。
 当日の地元産の野菜の即売会では、まくわ・おくら・にんにく・カプリス・ミニトマトなど色彩も鮮やかな野菜が好評を博しました。
 ランチで提供されたプレートにおいてもレッドドラゴン、ほおづきなど普段食べられないものが添えられていました。
 それらの生産物については地元農家の西田みち代さんより説明がありました。

2.作家・職人・アートストが集うエリアに

 今回特徴的なこととして、このカフェのフアンの作家・職人・アーチストの 参加がありました。
 共通して言われていたことは「時の流れがゆったりとしている感がある」と いうことでした。たしかに、ギャラリーの2階は工房風の作りで照明をあえて 落としており、まさに時間を忘れる感覚を演出しています。(冒頭の写真)
 作家の活動紹介のコーナーでは、彫刻家、陶芸家、音楽家より、カフェ「道の途中」 との馴れ初めや、ギャラリーで実施したイベントの紹介がありました。

  特にバイパーという珍しい楽器奏者(右写真上)の大城敦博さんは沖縄県出身者でこの口人に惚れこんで、在住を決めたと言いい、実演奏も披露していただきました。(右写真下)
 この文化性は今後、自然環境の素晴らしい地域ということを証明していることになり、大きな口コミのもととなりアピール材料となりえます。

3.地域活性化に関して、熱心なグループデイスカッション

・作家のイベント、音楽イベントなどは地域外からの参加者も多い。
・長時間滞留いただくなど当カフェのフアンは確実に増えている。
・という半面、地元の方より、野菜がこんなに豊富なのに名の通る名産品がない。という声もありました。
 活性化のアイデアとしては、
・当カフェの周年行事・地域のイベントや祭りと連動して域外の人にもアピールして参加して貰う。
・当カフェへのアクセスを分かりやすくしたマップを作成する。その際、周辺地域のスポット、例えば、風景を写生するのに絶好のポイントなどを紹介して、回遊して貰うなどの意見が出ました。



【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 西河 豊

【問い合わせ先】 京都府地域力ビジネス課(京都府ソーシャル・ビジネスセンター) 電話075-414-4865

 

京都ちーびず(京都地域力ビジネス)