里山なりわい縁座

 京都府北部には、里山的暮らしに憧れ、移住を望む家族も多い。またIターン・Jターンする人も目立ってきた。しかしその流れを立塞ぐ壁がある。それは食べていくこと、生活支援である。そこで意欲のある仲間が集まって『里山なりわい縁座』により、人々の出会いによる縁を強めて、Iターン・Jターンする人が生活することができるようになるちーびず構築が必要となる。

1.「綾部地域」のIターン・Jターンの状況

 Iターン・Jターンする人が綾部には増えてきています。綾部は魅力的な地域であることが、知られているからです。しかし、希望を持って、綾部に住んで、多くの人が、毎日の生活の基盤が作れず、アルバイトで生活を支えています。農業は当然に考えていましたが、それでは生活ができず、本来、志してきた陶芸などの制作ができない状況です。そこで里山で生業を営もうと志してきた人を中心に、野菜作り等で、ソーシャルビジネスを実施して、地域の活性化を図る。
 そして京都北部地域のIターン・Jターンの人々と連携してビジネスを拡大する。

2.京都ちーびず立ち上げ支援プログラムを目指して

 ちーびずの活動の種類は環境保全活動、子育て支援活動、地域商業の活性化、農村・都市交流活動、地域文化活動です。これらの活動を通して、地域の方々とつながりを持つことで、地域課題であるIターン・Jターンの人々が希望を持って来られたことの実現を計るために、ちーびずカフェを開催する必要がある。
 まずは協力者のつながりを構築することから始め、今後の活動の方向性を固めさらに、組織づくりが必要となってくる。ちーびずとして継続できるためのビジネスモデルへ結び付けていくことが求められます。


  ●平成28年4月23日掲載
  【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 久保憲司

【問い合わせ先】 京都府地域力ビジネス課(京都府ソーシャル・ビジネスセンター) 電話075-414-4865

 

京都ちーびず(京都地域力ビジネス)