京都地域力ビジネス応援カフエ in 京都市南区

 2019年2月14日(木)、京都市南区東九条の「コミュニティカフェ ほっこり」にてちーびず応援カフェが開催され、18名の参加がありました。韓国、中国、フィリピン、モロッコの方など国際色豊かな顔ぶれの応援カフェとなりました。冒頭に、京都府の長友課長より地域力ビジネスの主旨の説明がありました。
 続いて、小林栄一氏より、NPO法人 東九条地域活性化センターの成り立ちや「コミュニティカフェほっこり」の今日に至るまでの説明がありました。次に、地域の方が作った天然酵母パンの試食と自己紹介タイムがあり、最後に「コミュニティカフェ ほっこり」の活性化策についてディスカッションを行い、各班の発表形式で情報共有し、有意義なひと時を過ごしました。

1.「コミュニティカフェ ほっこり」の成り立ちを聞く

 NPO法人 東九条地域活性化センターを代表して、小林栄一氏(写真右上)より、この「コミュニティカフェ ほっこり」の今日に至るまでの説明がありました。また、今回は参加者全員で、ほっこりのプロモーションビデオも拝見しました。(写真右下)
 小林氏の説明を纏めると、以下のとおりでした。
・当地域は、地域住民の高齢化が進み、空き地・空き家・空き店舗が多く発生している東九条の4カ町と言われる一角にあり、京都府の京都駅東南部エリア活性化方針に基づき活性化が進められている。
・このような背景の中、「コミュニティカフェ ほっこり」は誰でもが気楽に立ち寄ってほっこりできる空間を目指して地域情報のキーステーションとなるべく2018年10月に開設された。
・近隣で気軽に立ち寄れるところという同様の主旨で先に開店している「にこにこ屋」の営業が午後3時までなので、ほっこりは午後3時から夜の9時までの営業(日曜定休)としている。
・営業時間外は貸すこともしている。
・最低月一回はイベントも主催しており、当カフェの新たなファン拡大を図っている。
・メニューはソフトドリンク類200円、カレー・焼きめし等300円と低料金に設定して地域の人に来店出来るように配慮している。
 カフェ参加者の自己紹介では、様々な文化的な(アート系含む)技を持っている方が多く、今後、この空間を活用して様々な可能性があるのではという期待感を抱かせました。




2.店内の一角は懐かしい駄菓子屋風

 試食タイムでは、「コミュニティカフェ ほっこり」でも定期的に提供している、地域の方が作った天然酵母パンをいただきました。(写真右上)
 この「コミュニティカフェ ほっこり」でのメニューは調理場所の関係や廃棄ロスの削減からレトルト食品が多いのですが、スナック類や缶詰め類が並べられており、昔地域に多くあった駄菓子屋さんの風合いのためか、地元の小学生から高齢者まで幅広く人気があり、店の面白さにつながっています。(写真右下)
 現在のところ、レトルト食品が多過ぎると感じられているようですが、まだ、ランニングが始まったばかりであり、今後のメニュー開発に期待です。

3.「コミュニティカフェ ほっこり」活用法の熱心なグループデイスカッション

 ディスカッションでは、3班に分かれて「コミュニティカフェ ほっこり」の運営方法全般から提供する食材、メニュー、イベント企画、営業時間などの施設の活用法に至るまで活性化策のアイデア出しが行われ、最後に発表形式で情報共有しました。(ディスカッション風景右)
 出たアイデア・意見としては、
・立て看板やメニュー、POPなどをビジュアル的にもっと魅せる工夫が出来るのではないか?
・今後、地域近隣にゲストハウスやミニホテルが多くできる気配があり、外国語対応のメニューや店員スタッフの整備が重要になるのではないか? この点ではスタッフ・関係者に外国人の方もおられるのでこのカフェの強みとなる。
・国際色豊かなスタッフや関係者、お客さんの中には、文化教室開催などの可能性を秘めており、この場所での文化発信を企画して言ったらどうか?
・お店を開いていない時間の有効活用としてそれの教室や成果物の即売会など有効ではないか?
などの意見が出ていました。

●平成31年2月19日掲載【文責】一般社団法人京都府中小企業診断協会 西河 豊

【問い合わせ先】 京都府地域力ビジネス課(京都府ソーシャル・ビジネスセンター) 電話075-414-4865

 

京都ちーびず(京都地域力ビジネス)